フィンランド 北欧コラム

フィンランドに学ぶ虫歯予防!キシリトールの効果

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キシリトールの効果

「キシリトール」と聞いて、何を思い浮かべますか?

「なんとなく歯の健康によさそう」
「スーッと爽やかなする味」
「ガムやタブレットに含まれている」

こういったイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?

また、キシリトールといえばフィンランドを思い浮かべる人もいるでしょう。
虫歯予防大国とも呼ばれるフィンランドでは、多くの人が日常的にキシリトールを食べています。

そもそもなぜ「キシリトールといえばフィンランド」と言われるようにまでなったのでしょう。

Asuta
今回は、フィンランドとキシリトールの関係について解説します!

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キシリトールとは

キシリトールとは、白樺や樫の木から取れる「キシランヘミセルロース」と呼ばれる天然甘味料です。

ソルビトールやマルチトールと同じ、糖アルコールに分類されます。
カリフラワー、レタス、ほうれん草といった野菜や、いちごやラズベリーなどの果物にも含まれていますよ!

スーッとする涼しい爽やかさが特徴のキシリトール。
砂糖のような甘みもあり、「身体に悪いんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、カロリーは砂糖の75%程度。

代謝にインスリンを必要とせず、血糖値も上がりにくいため、糖尿病の人が食べても安心とされています。

ただし、食べすぎると人によってはお腹を壊すこともあるので、注意が必要です。

キシリトールが虫歯予防に効果的な理由

キシリトールが虫歯予防に効果的とされているのは、どういった理由からなのでしょうか。

キシリトールについて、厚生労働省のWebサイトに以下のような記述があります。

虫歯予防効果が実証されている天然甘味料。
食後にキシリトール配合のガムなどを摂取するのが有効とされている。

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット

「キシリトールが虫歯予防に効果的なんて、嘘なんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、その効果は世界保健機関(WHO)にも認められています。

虫歯予防に効果的とされている1番の理由は、「虫歯の原因となる酸を口の中で作らない」という点です。

キシリトールは口の中のミュータンス菌に分解されず、虫歯の原因となる酸を産生しません
プラーク(歯垢)中の酸を中和し、虫歯の進行を抑制する働きもあります。

キシリトールには甘みがあるので唾液が分泌され、それも虫歯予防の一因となっています。
プラークがつきにくくなったり、剥がれやすくしたりする効果があるほか、歯の再石灰化を促して歯を強くする働きがあります。

このような理由から虫歯予防に効果的とされていますが、キシリトールだけで虫歯が完全に予防できるわけではありません。

もちろん、日々の歯磨きも大切です!

キシリトールといえばフィンランド?

「キシリトールといえばフィンランド」というイメージはどこからついたのでしょうか。

その歴史は、1970年代にまでさかのぼります。

当時のフィンランドは虫歯大国でした。
12歳児の虫歯の数で比較すると、1人あたり平均して約7本の虫歯があり、当時の日本よりもフィンランドのほうが多かったという記録があります。

そこで、フィンランドは国をあげて虫歯予防に乗り出しました。

1975年、カウコ・マキネン教授は、フィンランドのトゥルク市でキシリトールを使った実験を開始。
キシリトールを2年間接種したグループは他のグループに比べ、歯の健康が保たれたという結果が出ました。

その後も研究を続け、マキネン教授はキシリトールが虫歯予防に効果があることを実証しました。
90年代には虫歯減少の目標を達成し、フィンランドにはキシリトールによる虫歯予防の習慣が根付いたのです。

キシリトールの原材料となる白樺にめぐまれているということもあって研究が進み、現在では「フィンランドの子どもに虫歯はほとんどない」と言われるほど、虫歯予防先進国となりました。

キシリトールの主な生産国はフィンランドです。
歴史的背景や自然の資源など、いろいろな要素が合わさり、フィンランドはキシリトール大国となったのです。

フィンランドと日本のキシリトールの違い

フィンランドと日本のキシリトールには、どのような違いがあるのでしょうか。

日本での虫歯予防は歯磨きがメインですが、フィンランドではキシリトールでの虫歯予防が日常的に取り入れられています。

特に食後は口の中が酸化し、歯が柔らかくなっていることから、歯磨きよりもキシリトールのほうがのぞましいとされているのだとか。

虫歯予防には、「キシリトールが50%以上配合されているガムまたはタブレット5~10gを毎食後に摂取」するのが効果的とされています。

フィンランドではキシリトール100%の製品も市販されています。
市販されているキシリトール製品の中で、フィンランド歯科協会が保証する製品には、歯科医師会推奨マークがつけられています。

日本のキシリトール製品は、キシリトール含有率50%前後のものが多いです。
虫歯予防としてキシリトール製品を購入する際は、キシリトール含有率をチェックしてみることをおすすめします。

フィンランドのおすすめキシリトール

ここからは、フィンランドのおすすめキシリトール製品を紹介します。
フィンランドを訪れる際は、ぜひお土産として手に取ってみてください!

Fazer キシリトールガムやトローチ

フィンランドのキシリトール製品として定番なのは、Fazer(ファッツェル)社のキシリトールガムやトローチです。

Fazer社はフィンランドを代表するお菓子メーカーで、スーパーなど街中のいたるところでFazer社のお菓子を購入できます。

Fazer社のキシリトール製品には、ガムやトローチ、タブレットなどさまざまな種類があります。
ムーミンが描かれているパッケージも人気で、お土産にもぴったりです。

JENKKI キシリトールタブレット

フィンランドのキシリトール製品としてもう1つ有名なのは、JENKKI(イェンキ)社のキシリトールタブレットです。

こちらもスーパーやコンビニなど、街のいたるところで販売されています。

JENKKI社のタブレットはフレーバーが豊富で、ペパーミント味、キャラメルミント味、コーヒー味とさまざま。中にはサルミアッキ味やリコリス味というのもあります。

フィンランドならではの本場のフレーバーを楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

OXYGENOL キシリトール入り歯磨き粉

フィンランドのキシリトール製品のおすすめ3つ目は、OXYGENOL社のキシリトール入り歯磨き粉です。

ムーミンやアングリーバードなど、北欧で人気のキャラクターが描かれているパッケージが多く、毎日の歯磨きが楽しくなりますね。

OXYGENOL社の歯磨き粉は、子ども向けのものや大人向けのもの、6歳以上の家族全員が使えるものなどさまざま。
プレゼント用や自分用、家族用に購入したいキシリトール製品です。

まとめ

キシリトールの歴史や効果、おすすめ製品について紹介しました。

爽やかな味とほんのりとした甘みを感じるキシリトール。
虫歯予防だけでなく、リフレッシュや眠気覚ましに愛用しているという人も多いのではないでしょうか。

1970年代は虫歯大国だったという歴史をふまえ、研究を重ねてキシリトールの虫歯予防効果を実証し、いまではキシリトール大国となったフィンランド。
キシリトールを食べると口の中に広がる冷涼な味わいは、フィンランドの白樺林を想像させます。

お口と歯の健康は、できるだけ長く保ちたいものです。

虫歯予防大国のフィンランドにならい、歯を大切にする生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。ガムやタブレット、歯磨き粉など、フィンランドのキシリトール製品をためしてみるのもおすすめです!

 

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