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北欧各国のYouTube音楽再生ランキング!日本の1位も紹介!

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ところ変われば文化も変わるように、世界の国々で親しまれている音楽もさまざま。

Asuta
北欧のミュージシャンと言うと、誰を思い浮かべますか?

恐らく、ABBA(アバ)をはじめとし、90年代半ばにスウィーディッシュ・ポップブームがあったことで有名になったCardigans(カーディガンズ)Ace Of Base(エイス・オブ・ベイス)Roxette(ロクセット)などのスウェーデンのミュージシャンを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

しかし、スウェーデン以外の国々からも世界的ヒットを放つミュージシャンは多数存在します。

今回は、人気のYouTubeチャンネル「Zuko Music」の世界100ヶ国で最も再生数の多い音楽動画を紹介する動画「TOP 1 SONG of EACH COUNTRY by VIEWS | 100 COUNTRIES | The best songs in the world」より、北欧で人気の音楽をご紹介します。

いずれも世界的にヒットした楽曲なので、聞いたことがあるかもしれません!

ノルウェー:Alan Walker(アラン・ウォーカー) – Faded(フェイデッド)

ノルウェーで一番再生数の多い曲はアラン・ウォーカーの「フェイデッド」で、リリース以来その数なんと34億回以上にのぼります。

アラン・ウォーカーはイギリス出身のノルウェー人音楽プロデューサーで、2014年にリリースした「Fade(フェイド)」を、2015年に「Faded」としてリマスターしたバージョンが自国ノルウェーだけでなく世界中でヒットしました。

世界のトップDJがこぞって「フェイデッド」をプレイしていた2016年当時、アラン・ウォーカーの年齢が18歳だったという若さも注目を浴びました

生まれはイギリスですが、2歳の時にノルウェー西部のベルゲンに家族とともに移り、同地で育っています。

デジタルネイティブ世代であるアランは、幼少の頃からコンピューターに関心を持ち、プログラミングやグラフィックデザインまで独学で学ぶようになりました。

2012年14歳の時には、オンラインゲーム仲間たちの協力のもと、初めて自分のパソコンで音楽を作成したことから彼のミュージシャン・プロデューサーとしてのキャリアがスタートしたのです。

こうして生まれ、イギリスのレコードレーベルの目に留まったのが「フェイデッド」のオリジナルである「フェイド」でした。

「フェイデッド」では、ヴォーカルをノルウェーのシンガーであるIselin Solheim(イゼリン・ソルハイム)が担当し、EDMの楽曲としてはYouTube初の30億回再生を記録したことでも話題となっています。

スウェーデン:Avicii(アヴィーチー) – Wake Me Up(ウェイク・ミー・アップ)

スウェーデンでは、ストックホルム出身のDJ・プロデューサーであるアヴィーチーの大ヒット曲「ウェイク・ミー・アップ」22億回以上にのぼるYouTubeでの最多再生回数を記録しています。

「ウェイク・ミー・アップ」は自国スウェーデン以外でも世界中にヒットした名曲で、音楽ストリーミングサービスSpotifyでは初めて2億再生を記録した楽曲となりました

2013年のリリース当時は、当時Spotifyが導入されていた世界28ヶ国全てで再生回数1位を獲得し、モンスターヒットナンバーとして話題を呼びました。

リリースされるや否や、瞬く間に全英1位を獲得し、同曲が収録されているアルバムは、アメリカ、イギリス、カナダ、スウェーデン、ニュージーランド、イタリア、デンマーク、オーストラリアなどさまざまな国々でプラチナディスク認定されています。

その後プロデューサーとしての活動は多岐に渡り、マドンナの楽曲のリミックスや、レニー・クラヴィッツとの楽曲共作など、世界的に有名なアーティストとのコラボレーションも実現しています。

しかし、2016年3月に突如年内を持ってDJ活動及びライブ等からの引退を表明。
同じ年の7月には、「ウェイク・ミー・アップ」のYouTubeでの再生回数が10億回を突破しましたが、8月に地中海南部のイビザ島で最後のライブ公演を行い、長いツアー生活に終止符を打っています

さまざまな国々での受賞歴やグラミー賞でのノミネートなど、アヴィーチーの活動は順調であるかのように見えましたが、2018年4月20日、滞在先のオマーンで、世界中で惜しまれつつ28歳の若さでその短い人生の幕を閉じました。

フィンランド:Bomfunk MC’s(ボムファンクMC’s) – Freestyler(フリースタイラー)

フィンランドでyouTubeにおける最多再生回数を誇るのは、1999年にリリースされたボムファンクMC’sによる「フリースタイラー」で、3億回以上の再生回数を記録しています。

当初は北欧各国とドイツでヒットしましたが、リリース翌年の2000年には、世界10ヶ国以上のチャートでトップに躍り出る大ヒットとなりました。
同年のMTVヨーロッパ・ミュージック・アワードでは、2000ベスト・ノルディック・アクト・アワードを受賞しています。

フィンランドでは珍しいブレイクビーツの楽曲でしたが、リリース以来順調にセールスを伸ばし、YouTubeでの再生回数も自国ナンバーワンを維持しています。

デンマーク:Lukas Graham(ルーカス・グラハム) – 7 Years(セブン・イヤーズ)

デンマークでのYouTube最多再生回数を記録しているのは、コペンハーゲン出身の幼なじみで結成されたソウル・ポップバンドであるルーカス・グラハムの「セブン・イヤーズ」。その再生回数は、13億にものぼります。

「セブン・イヤーズ」は2015年にリリースされた彼らのメジャーデビュー2作目となるアルバム「Lukas Graham(ルーカス・グラハム)」に収録された楽曲で、全米ビルボードチャート最高2位、UKチャートでは連続1位を記録するなど、世界的なヒットナンバーとなりました。

第59回グラミー賞の最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にもノミネートされています。

ちなみに日本は?

日本で最もYouTubeでの再生回数が多い曲が、米津玄師さんの「Lemon(レモン)」 7億8,000万回以上を記録しています。

CDリリースに先立って2018年2月12日に配信リリースされたことでも話題となり、その後大きな反響を呼び、歴史的ロングヒットを記録しました。

2021年にはYouTubeでの再生回数が7億回を突破し、日本人アーティスト史上最高再生回数を更新したことでも知られています。
さらに、配信リリース直後の2018年2月26日付のビルボード・ジャパン・ホット100では、初登場2位を獲得しています。

Asuta
YouTubeでの再生回数のヒット基準は1億回再生と言われていますが、国内のミュージックビデオの歴代ランキングには、米津玄師さんの楽曲が多くランクインしています。

まとめ

今、北欧諸国ではエレクトロ・ポップ・シーンに注目が集まっています。

今後も世界に羽ばたく音楽が北欧から生まれるかもしれません。
日本ではあまりなじみのない北欧の音楽ですが、世界的なヒット曲も多いことがわかりました。

Asuta
今回ご紹介した曲を知らないという人は、ぜひ一度聴いてみてください!

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