食事、天候、言語……海外旅行で気になるポイントは様々ですが、「トイレ事情」も重要なポイントです。
日本のトイレは基本的に清潔で、温水洗浄便座であることが多いですが、海外では事情が違うことも多いですよね。
安心して旅を楽しむために、トイレ事情についても知っておきたいですよね。
そこで今回は、フィンランドのトイレについて解説します。
1つずつ解説しますので、ぜひフィンランド旅行の参考にしてみてください。
スウェーデンのトイレ事情はこちら!
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スウェーデンのトイレは変わっている?特徴や料金など
海外旅行に行くと、トイレに各国の文化が色濃く表れていることに気づくことがあります。スウェーデンのトイレは男女共有が一般的であったりブランドロゴがデザインされたおしゃれなトイレなど、日本とは違う面白さがあります。そこで今回は、スウェーデンのトイレ事情を紹介します。
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日本とフィンランドのトイレの違い
日本とフィンランドのトイレにはどのような違いがあるのか紹介します。
あらかじめ使い方を知っておけば旅行の時に混乱せずにすみますし、トイレ事情からお国柄を知れるのも面白いですよ。
ウォシュレット
日本では、ショッピングモールやオフィスビルなど、比較的新しい建物のトイレはウォシュレットつきのものが多いですよね。
フィンランドのトイレにもウォシュレットがついているものがありますが、日本のものとは形状が違います。
便器の横に取り付けられている、写真のような小さなシャワーを使って洗うのがフィンランドのウォシュレットです。
このウォシュレットは「手シャワー(カシスイヒク、Käsisuihku)」と呼ばれます。
(出典:https://www.rakentaja.fi/)
手シャワーは、まず洗面台で水を出して温度調節し、シャワーのレバーを押して水を出すという仕組みになっています。
照明が真っ青なトイレ
フィンランドでは、照明にブルーライトが使われていて真っ青に照らされているトイレがあります。
これには理由があり、注射器による薬物使用を防止しています。
ブルーライトで静脈を見えづらくしているのですね。
陶器ブランド『Arabia』のトイレ
(出典:駐日フィンランド大使館のTwitter)
日本でも人気が高いフィンランドの陶器ブランド『Arabia(アラビア)』。
食器やインテリア雑貨で有名ですが、創業当初の1870年代から便器の製造も手がけていました。
現在では製造されなくなりましたが、フィンランドの家庭やホテルなどのトイレでArabia製の便器が使われているところもあります。
フィンランドのトイレは有料?
フィンランドのトイレは有料のものが多いです。
価格は1回につき50セント〜2ユーロほどかかります。
フィンランドはカード社会ですが、トイレ料金は現金支払いのみの場合もあるので、小銭を少し持っておくと安心です。
有料トイレは、トイレの入り口やドアノブ近くに設置されている機械で料金を投入してから利用する仕組みです。
フィンランドのトイレはすべて有料というわけではなく、公共施設のトイレや公衆トイレは無料のところも多いです。
飲食店などでは、トイレに入るのに暗証番号が必要なところもあります。
その場合は店員さんに番号を確認しましょう。
レシートに記載されていることもあるので、捨てずに番号の記載を確認してみましょう。
衛生面は大丈夫?
「海外のトイレは不潔かもしれない」と心配になることがありますよね。
フィンランドのトイレは基本的に清潔で、よく清掃が行き届いているので安心して利用できます。
ホテルやショッピングモール、デパート、美術館、博物館などの公共施設のトイレは基本的に清潔なのでおすすめです。
駅のトイレや公衆トイレは清掃が行き届いていない場合もあるので、心配な場合はホテルやデパートですませておきましょう。
トイレの治安も基本的に問題ありませんが、夜間や人の多い場所のトイレは念のため注意を払いながら利用しましょう。
なるべく一人で利用せず、同行者と一緒に入ることをおすすめします。
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トイレットペーパーは流す? 流さない?
海外では、トイレにトイレットペーパーを流さずゴミ箱に捨てる習慣の国もあります。
フィンランドでは、日本と同じくトイレットペーパーを普通に流して大丈夫です。
ただしタンク式なので、何度も立て続けに水を流すことはできません。
一度流した後は、水が溜まるのを待つ必要があります。
覚えておきたいトイレの標識
旅先で急にトイレに行きたくなっても、標識がわからなくてトイレが見つからないと困ってしまいますよね。
フィンランドのトイレ標識は、日本と同じく男女のマークが描いてあるので混乱せずにすむでしょう。
ただし、日本のように青と赤で色分けされておらず、同じ色で塗られていることが多いです。
(出典:Wikimedia)
男女マークではなく、女性トイレは「N」、男性トイレは「M」の文字が表記されていることがあります。
これはNaiset(女性、ナイセット)Miehet(男性、ミエヘット)の頭文字です。
NとMで混乱しやすいので覚えておくことをおすすめします。
ほかにも、特殊トイレは以下のように表記されていることがあります。
・inva(インヴァ):車椅子で利用できる広いトイレ。
・lastenhoito(ラステンホイト):おむつの交換台やおまるなどが設置されている、子連れ向けトイレ。
また、フィンランドでは近年、男女共用のトイレが増えています。
その場合は男女両方のマークが記されているので、男性でも女性でも利用することができます。
「トイレはどこですか」をフィンランド語で言うと?
最後に、トイレにまつわるフィンランド語のフレーズを紹介します。
「トイレはどこですか?」- Missä on vessa?(ミッサ オン ヴェッサ?)
フィンランド語でトイレは「Vessa(ヴェッサ)」と言います。
「WC(ヴェーセー)」と呼ぶ場合もあるので、どちらも覚えておきましょう。
さらに詳しく
- 「トイレットペーパーがなくなりました。」 – Vessapaperi loppui.(ヴェッサパペリ ロップイ)
- 「トイレが故障しています。」 – WC on epäkunnossa.(ヴェーセー オン エパクンノッサ)
- 「トイレに行きたいです。」 – Minulla on vessahätä.(ミヌーラ オン ヴェッサハタ)
まとめ
今回は、フィンランドのトイレ事情について解説しました。
フィンランドのトイレは基本的に清潔で、日本と変わらず安心して利用できます。
日本のような便器と一体型のウォシュレットはありませんが、トイレの横に備え付けられている手シャワーで洗うことができます。
トイレの利用は有料の場合が多いので、小銭を持っておくと安心です。
治安も基本的に問題ありませんが、夜間や人の多い場所のトイレは注意して利用しましょう。
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