国内旅行と海外旅行どっちがいい？それぞれのメリット・デメリット

旅行が好きな方であれば、少し長い休暇がとれた際にはどこかへ出かけたくなりますよね。

国内旅行と海外旅行、どちらにもそれぞれ違った魅力があります。

海外へ行くには、それなりの期間が必要ですが、国内で近場ならすぐに出かけられるので日帰りもアリですね。

今回は、国内旅行と海外旅行のそれぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

Asuta

どちらも一長一短で甲乙つけがたいですが、ぜひ参考にしてみてください。

あなたは国内旅行派？海外旅行派？

新型コロナによる世界的なパンデミックが落ち着きをみせた今、旅行へ出かける人も増えてきました。

2022年に阪急交通社が、全国20代以上の男女500名以上を対象に「海外旅行派か国内旅行派か」を調査したところ、国内旅行派は62％、対して海外旅行派は13%という結果になりました。

それ以外は「どちらとも言えない」「わからない」という結果です。

30代、40代、50代もそれぞれ半数以上が国内旅行派と答えています。

海外旅行派は全ての年代において半数以下ではありますが、20代、30代のほうが40代以上の人よりもやや多い結果となりました。

国内旅行も海外旅行も、それぞれ異なる魅力があります。それぞれのメリット・デメリットについては、次から詳しく解説します。

国内旅行のメリット

まずはメリットをチェックしてみましょう。
国内旅行の魅力に触れてみてください。

言葉が通じる

国内旅行の大きなメリットの一つが、言葉が通じることです。

台湾やハワイ、韓国などでは日本語が通じる場所もありますが、国内でのコミュニケーションのようにはいかないでしょう。

国内旅行では、言葉の心配がないため、知らない土地でも移動や食事など、比較的困らずに楽しめます。

安く旅行ができる

国内旅行は、海外旅行に比べて安い予算で楽しめるのがメリットです。

国内でも飛行機を利用することはありますが、ヨーロッパやアメリカなど、遠い海外に比べれば安く済みます。

航空券以外にも、海外旅行にはWi-Fiの手配や海外旅行保険など、渡航前にお金がかかることも多いでしょう。

このような出費がないだけでも、国内旅行ならコストをおさえることができます。

また、為替レートの影響がないこともメリット。

海外旅行を計画し、航空券やホテルを手配した後に為替レートが大きく変わってしまい、現地で出費が増えてしまうということがないのも国内旅行ならではです。

Asuta

コストをおさえたい方には、国内旅行をおすすめします。

思い立ったらすぐに行ける

国内旅行であれば、思い立ったらすぐに行けるのも魅力の一つです。

日帰りや1泊の短期旅行も可能なので、長期休暇が取れない時でもすぐに旅行に行けます。パスポートの取得も不要で、航空券、ホテルの事前予約なども海外旅行に比べると少ない準備で気軽に出かけられるのがメリットです。

日本の良さを再確認・新発見できる

生まれ育った国でも、まだまだ知らない場所の魅力があるでしょう。

国内を旅することで、日本の良さを再確認し、新たな魅力を発見できるのもメリットです。

まだ見たことがない景色や、グルメなど、日本全国にさまざまな魅力が広がっています。

国内旅行のデメリット

国内旅行にもさまざまな魅力があるので、デメリットというほどのマイナスポイントはそれほどありませんが、人によってデメリットと捉えられる点があります。

国内旅行のデメリットを一つずつ確認していきましょう。

非日常感を体験しにくい

国内旅行は、文化も言葉も同じであることから、非日常感を体験しにくいことがデメリットとして挙げられます。

どこへ出かけても、テレビで見たことがあったり、たとえ初めての場所でも同じ日本であることから既知感を持ちやすいでしょう。

当たり前に言葉が通じることも、日常の延長線の感覚で旅ができてしまうため、新鮮さはあまり感じられないかもしれません。

場所やプランによっては海外旅行より高くなる可能性がある

北海道や沖縄の離島や最果ての地など、場所によっては国内でもそれなりにコストがかかります。グアムやサイパンなどの近場の海外の方が安いことも多いでしょう。

期間が長ければ当然さらにコストはかかり、ホテルや旅館のグレード、食事のプランなどによっては海外旅行よりも高くなる場合があることがデメリットとして考えられます。

しかし、オフシーズンに訪れるなど、ピークの時期を外すことで多少お得に行くことができますよ。

移動が多いと交通費が意外と高くつく

特急列車や新幹線などの交通費に加え、旅先での電車移動やレンタカーなど、交通費が意外とかさんでしまう場合があります。

特に、多くの場所をめぐる旅では必然的に移動が多くなり、その分交通費もかかるでしょう。

海外旅行のメリット

まずは海外旅行のメリットから見ていきましょう。

海外旅行は、特に初めて行く国で味わえる新鮮さが醍醐味です。

海外旅行のさまざまな魅力を確認していきましょう。

非日常感を味わえる

海外旅行では、非日常感を味わえるのが一番のメリットと言えるでしょう。

言葉も文化も違う土地を歩き、現地での食事を楽しんだり、日本では味わえないワクワクや新鮮な気持ちを体験できます。

現地に知り合いがいなければ、同行者以外に知る人がいない開放感も味わえます。

非日常感や開放感によって日常のストレスから解放され、リフレッシュできるのが海外旅行のメリットです。

新たな世界を知ることができる

日本とは言葉も文化も作法も違う国に行くことで、新たな世界を知ることができます。

日本での常識は通用せず、価値観も違う国では戸惑うこともあるでしょう。

現地の人々と交流することで、知らない世界にさらに触れることができます。

日本とは違う価値観、常識、文化に触れることで、多くの学びがあるはずです。

視野が広がり人として成長できる

海外旅行では、日本では体験できない刺激を受けることができます。

日本にはない文化や価値観、風景に触れることで視野が広がり、今までにない発想が生まれるでしょう。

荷物を紛失してしまったり、盗難に遭ったり、日本ではあり得ない予想外のできごとに直面することも多く、柔軟な対応、交渉、コミュニケーションが求められることもあります。

トラブルに巻き込まれないのが一番ですが、良くも悪くも日本では経験できないことも多いでしょう。

Asuta

人生経験が増えることで人としての成長も見込めるのが海外旅行のメリットです。

本場のグルメを楽しめる

現地ならではのグルメを楽しめるのも、海外旅行の大きなメリットでしょう。

地元ならではの料理を味わえるだけでなく、日本で食べるよりもリーズナブルなことが多いのも魅力です。

日本でもさまざまな国の料理を食べることができますが、現地では全く違った味わいに出会えるのがメリットです。

日本の良いところ・悪いところが見える

国内旅行とはまた違った視点で、日本の魅力を再発見できるのも海外旅行のメリットです。

日本を出ることで、自分が日本人であることを意識し、自国の良いところ・悪いところが良く見えるようになります。

日本にいたら自分が日本人であることを意識することはあまりないでしょう。
しかし、海外では自分が外国人であり、日本人であることを意識する場面が増えます。

海外の文化や価値観に触れるなかで日本という国を客観的に考えることができ、文化の違いを理解できる物差しを持てるようになるのもメリットです。

海外旅行のデメリット

次に、海外旅行のデメリットを見ていきましょう。日本とはさまざまな事情が違う海外では日本の常識が通用しないことも多く、戸惑うことがあるかもしれません。デメリットも海外旅行の心構えとして、確認してみてください。

長期休暇が必要になり費用もかさむ

渡航する国にもよりますが、国内旅行に比べると長めの休暇が必要になるのが海外旅行のデメリットになり得ます。

仕事が忙しく、長期休暇を取るのが難しい人にとっては、海外旅行はハードルが高いかもしれません。遠い国に行くには、それなりの日程も必要なため、費用も多くかかることもデメリットと言えるでしょう。

言語の壁がある

やはり言葉の壁は大きなデメリットと言えるでしょう。言葉が通じないことで不安を感じる人も多いのではないでしょうか。

特に何かトラブルが遭った際には、言葉が通じないデメリットを感じることになります。

衛生面が不安な場合がある

日本は衛生管理が行き届いていることが多く、飲料水や生活用水の心配がほとんどありません。しかし、海外では日本と同じようにはいかないのが現実です。

日本とは基準が違うために、渡航先によっては飲食店であっても衛生に不安があることがあります。

海外では、あまり衛生的ではなさそうな飲食店は利用せず、氷の入った飲み物や生野菜は避けるようにしましょう。

日本よりも治安が悪いことが多い

海外旅行の一番のデメリットと言えるのが、治安が日本よりも悪いことが多いことです。

危険な場所はどんな国にも存在するので、興味本位で近づかないようにしましょう。

昼間でも人混みなどではスリや盗難に遭う可能性もあり、日本と同じ感覚で過ごせないことが海外旅行のデメリットと言えます。

まとめ

国内旅行と海外旅行には、それぞれにさまざまなメリットがあります。デメリットと言える部分もありますが、捉え方によっては払拭できるでしょう。

Asuta

自分に合ったスタイルで、ぜひ旅行を楽しんでください。