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フィンランド人にとってサウナとは?サウナが愛されている理由
サウナ発祥の地は2000年以上前の、フィンランド南東部にあるカレリア地方だとされています。
食料を貯蔵したりスモークするための部屋が、いつしか熱気浴(熱い蒸気を浴びて体を暖める健康法)のために利用されるようになりました。
寒冷な気候と厳しい労働の疲れを癒すためのサウナは、フィンランドをはじめ北欧からヨーロッパ、そして世界中へと広がりました。
フィンランド人にとって、サウナとはリラックスや健康目的のみにとどまりません。
肉体や魂の浄化の場所でもあるという意味合いが強く、フィンランドでの生活の中で必要不可欠なものとなっています。
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フィンランド式サウナの種類
これほどまでに深くフィンランドで愛されているサウナ。
フィンランドのサウナは加熱方式によって3種類に分かれます。
スモークサウナ
サウナの原型とされるスモークサウナ。
サウナ室内部に設置された、煙突のないレンガ式ストーブで木材を燃やして部屋を加熱します。
木材の煙でサウナ室がいっぱいになるまで加熱した後、換気をして煙を逃してから入室します。
伝統的な手法なだけあって手間がかかるため、施設数こそ少なくなりましたが、その人気は根強く、フィンランド各地にスモークサウナを楽しめる施設が現存しています。
木材加熱式サウナ
スモークサウナよりも利便性を向上させたものが木材加熱式サウナ。
サウナ室の中に設置された煙突つきのストーブで木材を燃やし、部屋を加熱します。
煙は煙突を通って外に排出されますので、スモークサウナのように換気して煙を逃す手間が省けます。
電気加熱式サウナ
現代フィンランドで、もっともポピュラーなサウナが電気加熱式サウナです。
文字通り電気でサウナ室を加熱するタイプですので、安全性と利便性が高く、温度調節も容易です。
アイスサウナ
冬季限定で楽しめる、分厚い氷のブロックを積み上げて作られたサウナです。
氷のサウナ室のなかでは光が反射し、まるでガラスの彫刻の中にいるような気分になれます。
温度も高温になりすぎることはありません。
可動式サウナ
テントやトレーラーなどをサウナに改造したものです。
主にキャンプサイトなどに設置されています。
ゴンドラサウナ
ヘルシンキの観光名所が一望できる観覧車、SkyWheel Helsinkiは、そのゴンドラの一つがサウナ室になっています。
男女混浴? フィンランド式サウナの特徴 日本式サウナとの違い
日本でもポピュラーな存在であるサウナですが、フィンランドのサウナとは異なっている点もあります。
男女混浴で入るサウナもある
サウナ施設によって異なりますが、男女混浴のサウナも珍しくありません。
その場合、水着を着用してサウナに入室します。
ジムやプールなどのサウナは男女別であることが多いでが、混浴スタイルかそうでないかや、水着着用かどうかなど、サウナ利用前にホームページなどで確認するのが良いでしょう。
室内の照明が薄暗い
日本のサウナは照明が明るく、テレビなどが設置されていることが多いですが、フィンランドのサウナは深いリラックスを求めて入るもの。
テレビなどの機器はなく、照明も薄暗いことが多いです。
時計がない
フィンランドでは、サウナは時間を忘れてゆっくりくつろぐものとされていますので、基本的に時計は設置されていません。
ヴィヒタが備え付けられている
フィンランドのサウナには必ずヴィヒタ(白樺の若枝を束ねたもの)が取り付けられており、白樺の香りを楽しむことができます。
ヴィヒタで体を叩いて血行と新陳代謝を良くする「ウィスキング」はフィンランドで古くから親しまれている健康法です。
ロウリュを楽しめる
サウナ室に設置されたストーブでサウナストーンを熱し、そこに水をかけて蒸気を発生させることをロウリュと呼びます。
フィンランドでのサウナの入り方とマナー
フィンランドでサウナに入る際は、以下の手順とマナーを覚えておきましょう!
簡単な流れ
- 受付で料金を支払います。
- 更衣室で荷物や着替えをロッカーにしまいます。ロッカーがなく、壁に衣類掛けが設置されている場合は、荷物は衣類の下に置いておきます。
- 水着の着用が義務付けられている場合は、水着に着替えます。裸で入室するスタイルの場合は服を全て脱ぐ必要がありますが、タオルを持って入っても構いません。(アクセサリーは火傷を防ぐために全て外しておきましょう。)
- シャワーを浴びて体の汚れを落とします。サウナは高温なので、火傷を防ぐために、体だけでなく髪や頭も忘れずに濡らしておきましょう。
- サウナに入室し、サウナベンチに座ります。上の方の段は蒸気で高温になっていることがあるため、慣れないうちは下の方の段に座ることをおすすめします。
- 適宜、サウナストーンに水をかけ、ロウリュを楽しみます。水をかける際は同室の方に「水をかけてもいいですか?」と一言断るのがマナーです。また、「ロウリュの近くに座る人はサウナストーンに水をかける担当」という暗黙の了解があります。自分でロウリュをしない場合は、サウナストーブから離れて座るのが無難です。
- 体が温まったら外へ出て涼みます。外気浴とサウナ入室を繰り返して楽しむことができますが、無理は禁物です。充分に水分補給をし、少しでも具合が悪いと感じたらサウナを出ましょう。
- サウナを楽しんだあとは、シャワーで汗を流し、着替えをして終了です。
サウナの持ち物
フィンランドでサウナに行く際の持ち物は、基本的には日本と変わりません。
必要なモノ
- タオル(体を拭いたり、サウナベンチに座る際に体の下に敷く)
- 飲み物
- 着替え(必要に応じて水着も)
- シャワーで使うシャンプーや石鹸
あると便利なもの
- 時計(フィンランドのサウナには時計がないので、長時間入ってしまい具合が悪くなってしまう、といったことを防ぐためにも、耐熱耐水性のある時計があると便利
- サウナハット
男女混合のサウナもありますので、他の利用者の目線が気になる方はタオルサウナハットをかぶると安心です。
まとめ
今回は、フィンランド式サウナの特徴や入り方について解説しました。
フィンランドならではのマナーもありますが、基本的にサウナはリラックスしてくつろぐためのものです。
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