世界で最も幸福な国、北欧フィンランドを訪れるべき理由
フィンランド政府観光局のVisit Finlandは昨年1月、同国を訪れるべき5つの理由としてフィンランドの魅力を紹介する資料を公開しました。
アートやカルチャーが日本でも愛されるフィンランドは、バルト海の半島と周辺の島々からなるヘルシンキを首都とする国です。
EU諸国で最も人口密度が低く、高福祉国でもあり、世界で最も幸福な国に6年連続で選出されました。
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参考幸せの秘訣は?フィンランドが幸福度ランキング1位の理由
2023年フィンランドは、世界幸福度ランキング6年連続で1位となりました。対して日本は47位と、あまり良い数字とは言えません。なぜ、フィンランドは世界一幸せな国になれたのでしょうか。そこで今回は、フィンランドが幸福国たど評価される理由を5つ紹介していきます。
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美しい自然に囲まれた国でもあり、森林の占める割合もヨーロッパトップとなっています。
独特なサウナを楽しんだり、世界で最もきれいな空気とされる国立公園でハイキングを満喫したり、スポーツ、アート、リラクゼーションと、訪れる人は多様な楽しみ方で充実した休日を過ごすことができるでしょう。
今回は公式に紹介された5つの魅力、訪れるべき理由を紹介します。
参考:世界で最も幸せな国、フィンランド 訪れるべき5つの理由をVisit Finlandが紹介
41個目の国立公園に選定されたサッラ(Salla)新国立公園
サッラ国立公園(クレジット:Harri Tarvainen)
1つ目は、ラップランド南東部に位置し、ヨーロッパ最後の原生地のひとつであるサッラ(Salla)新国立公園です。
フィンランドとロシアの国境沿いにある他の保護区と隣接し、ロシアの国立公園との生態学的つながりも強いこの地は、41番目の国立公園として新たに正式認定されました。
原生林、氷河によって削り出された堆積物からなる特有の地形・エスカー、美しい渓谷の中で過ごす体験は、私たちに多くのものをもたらしてくれるでしょう。
自然の中で自身を解放すると、後ろ向きな気持ちを軽減したり、抗酸化物質やエンドルフィンを増加させたりすることができるなど、心身に数えきれぬほどのメリットが得られるといわれています。
すでにヨーロッパでは人気のリゾートですが、日本では味わうことのできない北欧圏の大自然ならではのストレスフリーな観光、感動と癒やしの体験を満喫できるでしょう。
メモ
Salla National Park
自治領100周年を迎えるオーランド諸島(Åland islands)
クレジット: Daniel Eriksson https://www.visitfinland.com/ja/
約6,500もの島が存在するオーランド諸島は、バルト海でも特別な場所です。
美しい海の景色、その恵みを堪能するのも実に素晴らしい体験となるでしょう。
マリエハムの心安らぐのどかな町の生活、コーカル諸島の穏やかな自然の美しさ、ハブスヴィデンで楽しむ贅沢なレクリエーション、さらにスウェーデンやフィンランドなど各地の食文化の影響を受けて発展したさまざまな料理など、記念すべき自治領100周年を迎えるオーランド諸島は、全身で満喫できる体験的魅力にあふれています。
冒険的な島巡りやボート、釣り、ゴルフといった楽しみ方はもちろん、ゆっくりと大自然に向き合うように、1日カヌーやカヤックなどで過ごすアクティビティもお勧めです。
気になる島から島への移動も、橋やフェリーで容易にできるようになっており、アーバンサイクリングで自ら新しい魅力的な場所を開拓していくこともできるそうですから、飽きることなく充実した時間が過ごせそうですね。
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ヘルシンキでフィンランドデザインの世界を堪能
ヘルシンキにあるユニークな建築物(クレジット:Visit Helsinki)
フィンランドといえば、やはりあの北欧らしいデザイン性、日本人にも親しみやすい、自然と調和しながらも独自の存在感を放つユニークなスタイルに魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。
フィンランドでは国全土でデザインが大切にされており、あらゆる場所でその魅力を体験することができますが、どの都市よりもデザインとの関係性が深いのは、ヘルシンキです。
2012年には世界デザイン首都にも選定されており、デザインがまさに街の中核として機能しています。建築物巡りをしながら多様なフィンランドデザインを味わうのも、実に素敵な体験ですね。
サイマーで白夜をゆくサイクリング体験
サイマー・サイクルツアー(クレジット:Santeri Enstedt)
フィンランドの人々にとって自転車は日常のものであり、サイクリングとして愛好されるだけでなく、環境にやさしい持続可能な移動方法としても支持されています。
ヨーロッパ最大の湖水地方、中心部に位置するサイマーでは、欧州でも最も権威のあるサイクリングイベントのひとつ、サイマー・サイクルツアーが開かれます。
白夜の下をゆくこのツアーは、サイクリストでなくとも一度体験してみたくなる魅力的なイベントです。
サイクリングに汗を流した後は、ヨーロッパ最大級の湖の畔で薪サウナに入り、サイマー湖で泳げば、全身すっきりリフレッシュ、最高のリラックスタイムを過ごすことができます。
宿泊施設も多く存在しますが、フィンランド流にサマーコテージを借りるのがお勧めとのことなので、大自然を感じながらたっぷりと非日常感を味わえそうです。
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文化遺産のフィンランド式サウナを満喫
タンペレにある氷のサウナ(クレジット:Laura Vanzo)
日本でも静かなブームを続けているサウナですが、日本式とはちょっと異なるフィンランド式サウナも、ぜひ体験してみたい同国ならではのものです。
フィンランドの人々にとって、サウナは心身をリラックスさせ、健康を大切にしながら人々と交流する場所であり、幸福の殿堂と認識されているといいます。
近年は全国で公共サウナブームが巻き起こり、いたるところで施設を見かけられるようになったとか。世界サウナの首都とされるタンペレには、43以上もの公共サウナがあります。まさに気軽に楽しめ、心安まる幸福の象徴、人々の生活の一部となっているようです。
フィンランド式サウナは、2020年にユネスコ人類無形文化遺産の代表一覧に登録されました。
フィンランドの国土は約75%が森林に覆われており、188,000以上の湖があるため、この自然環境を活かし、サウナ入浴も湖畔やバルト海で行うのが最も本格的なのだそう。
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まとめ
旅先としてのフィンランドの魅力がより伝わってくる5つのポイントでした。
いつかその地を踏んでみたいと憧れている方はもちろん、これまでに同国を訪れたことのある方も、その素晴らしさを再発見できたのではないでしょうか。
これらお勧めのポイントを含めた、自分なりの旅のプランを立ててみるのも良いですね。
ぜひ彼の地へ思いをめぐらせてみてください。
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